第57回:動詞の目的語に、不定詞を続けるか、動名詞を続けるか。②
今回は、3つの単語に注目して、使い方の確認を進めていきます。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. 「try / need / help」も目的語によって、意味が変わる?
A. 変わります!
不定詞か、動名詞かによって、意味が変わります。
それぞれの単語について、どのような表現になるのでしょうか。
「try + to + 動詞の原形」と「try + 動詞ing」
- try + to + 動詞の原形
:〇〇しようとする/(これから)〇〇することを試みる
ex) I was very tired. I tried to keep my eyes open, but I couldn’t.
(私はとても疲れていた。目を開けようとしていたけど、出来なかった。)
「try」の後に不定詞を使った場合は、上記のような意味になります。
また、「try」には、「試しに〇〇してみる」という」意味もあり、
この意味合いの時に、目的語に動詞が使われると、
「動詞ing」の形に直さないといけません。
ex) I tried moving the table to the other side of the room,
but it didn’t look right.
(私は試しに、テーブルを部屋の逆側に動かしてみたけど、
なんか、違和感があった。)
「need to …」と「need + 動詞ing」
- need to + 動詞の原形
:〇〇することが必要
ex) I need to get more exercise.
(私は、もっと運動する必要がある。) - need + 動詞ing
:〇〇される必要がある
ex) My phone needs charging. (= It needs to be charged.)
携帯電話は、充電される必要がある。(=携帯を充電しないと。)
「need」の後に、不定詞を続けると、
「人が〇〇する必要がある」という能動態の文になり、
「need」の後に、動名詞を続けると、
「ものが〇〇される必要がある」という受け身の文になります。
日本語に訳す際には、あまり意識されない部分かもしれません。
「help」と「can’t help」
- help + 人 + to + 動詞の原形 / help + 人 + 動詞の原形
:(これから)〇〇することを助ける
ex) Can you help me to move this table ?
(Can you help me move this table?)
:この机を動かすのを手伝ってもらってもいいですか? - can’t help + 動詞ing
:〇〇することを止められない。=〇〇せずにはいられない
ex) He tried to be serious, but he couldn’t help laughing.
(彼は真面目でいようとしたけれど、笑わずにはいられなかった。)
「help」については、不定詞のニュアンス、あるいは、動名詞のニュアンスの
違いが分かると、表現の違いも分かりやすいかもしれません。
例文も合わせて、内容を確認してみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- Please leave me alone. I’m trying to concentrate.
(一人にさせて。集中しようとしているんだ。) - The windows are dirty. They need cleaning.
(窓が汚い。窓を掃除しないと。(窓が掃除される必要がある。)) - Can you help me to get the dinner ready ?
(晩御飯の準備を手伝ってもらってもいい?) - Try pressing the green button.
(緑のボタンを押してみて。) - He needs to work harder.
(彼は一生懸命働く必要がある。) - He looks so funny. Whenever I see him, I can’t help smiling.
(彼はいつも賑やかに見える。彼を見ると、笑顔にならざるを得ない。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
I tried studying, but I couldn’t do anything yesterday.
(勉強しようとしたんだ。けど、昨日は何も出来なかった。)
Oh, really ?
(そうなの?)
What would you do if you don’t want to study ?
(勉強したくなかったら、どうする?)
In the case of me, I try to study at least 30 minutes a day.
(自分なら、一日最低30分は、勉強しようとするね。)
I know I need to do that, but I can’t help using my smartphone.
(そうしないといけないのは分かってる。
けど、スマホを使わずにはいられないじゃん。)
I think you need to make a simple rule for studying.
(勉強のために、簡単なルールでも作る必要がありそうだね。)
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Q. この記事の要点は?
A. 「try / need / help」の後に、不定詞・動名詞を続けた時の
表現について確認しました。
意味が大きく異なるので、それぞれ丁寧に覚えることが大切になります。
自然と使えるようになるまでは、練習を繰り返してみましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
目的語に、不定詞を続けるか、動名詞を続けるか。③
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
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