「like / love / hate」の目的語は、動名詞?それとも不定詞? 英語文法解説 中級編 part 58

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第58回:動詞の目的語に不定詞を続けるか、動名詞を続けるか。③

目的語に、不定詞を続けても、動名詞を続けても、
ほとんど同じ意味の場合もあれば、
そうではない場合もあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

不定詞と動名詞の使い分けのまとめ画像

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Q. 「like / love / hate」の目的語、
不定詞か動名詞かで、意味は変わる?

A. 変わらない場合もあれば、
変わる時もあります。

細かく内容を確認してみましょう。
自分も意外と知らないことがあって、改めて、
「なるほど!」と思いました。

「like / love / hate」の目的語、
不定詞でも動名詞でも良い時とは…

  • もう、何度も繰り返された行動の時。
    ex) I like meeting people. = I like to meet people.
    (私は、人と会うことが好き。)

この例では、もう何度も、「色々な人に会っていて、人に会うことが好き」
ということを表しているということですね。

「like / love / hate」の目的語、動名詞しか使えないとき。

  • もう既に、その状況に置かれている場合。
    ex) The office I worked in was horrible. I hated working there.
    (私が働いているオフィスは酷かった。そこで働くのが嫌いになった。)

この例では、「そのオフィスで働いていて、それが嫌い」
ということを表しています。

「like to + 動詞の原形」と「like + 動詞ing」の微妙な違い

  • like + 動詞ing:それをして、楽しんでいる状態を表す
    ex) I like cleaning the kitchen.
    (私は台所を掃除することが好きだ。)←掃除を楽しんでいる。
  • like to + 動詞の原形:良いことだとは思っているけど、楽しんでない。
    ex) It’s not my favorite job, but I like to clean the kitchen.
    (好きな仕事ではないけれど、台所を掃除するのは良いと思う。)
    ↑決して楽しんでいる訳ではない。

「like / love / hate」が「would」と一緒に使われたら、
「to+動詞の原形」を後に続ける。

  • would like to + 動詞の原形:…したいです
  • would love to + 動詞の原形:…することが好きです
  • would hate to + 動詞の原形:…することは嫌いです
  • would prefer to + 動詞の原形:…することを好みます
「to」の後に、完了形が使われると…
  • would like to have + 過去分詞
    :…出来なかったことを後悔している=…すれば良かった。
  • would hate to have + 過去分詞
    :…していたのが、本当に嫌だった。
  • would love to have + 過去分詞
    :本当は…したかった

例文も合わせて、表現の使い方を確認してみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • He likes teaching math.
    (彼は数学を教えることが好きだ。)
  • She doesn’t like working there.
    (彼女は、そこで働くことが嫌いだ。)
  • If there’s bad news and good news, I like to know the bad news first.
    (もし、良いニュースと悪いニュースがあるなら、悪い方から聞きたい。)
  • I would prefer to have traveled by train.
    (電車で旅行に行きたかったなぁ。)
  • I wouldn’t like to have been alone.
    (一人になりたくなかったんだ。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる不定詞と動名詞を使った表現

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I like staying home during holidays.
(休日は家にいるのが好きだなぁ。)

Seriously? I also like to stay home sometimes, but I love traveling.
(マジ?時々なら家にいてもいいけど、旅行するのが好きだなぁ。)

That’s also good.
Where do you want to go next ? Do you have any plans ?
(それも良いね。次はどこに行きたい?何か計画あるの?)

No, I haven’t decided yet,
but I would like to go somewhere this weekend.
(まだ特に決めてないけど、週末にどこかに行きたいなぁ。)

Did you go anywhere last weekend ?
(先週末はどこかに出かけたの?)

Well, I would like to have gone somewhere,
but I had a lot of things to do. So, I couldn’t go anywhere.
(どこかに出かけたかったんだけど、やることが多くて、
どこにも行けなかった。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「like / love / hate」の後に、
動名詞を続けるのか、不定詞を続けるのかを確認しました。

「like」の場合は、後に続ける言葉によって、
多少ニュアンスが変わってくるので、理解を深めておくと良いと思います。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
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参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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