「prefer」の後は、不定詞?それとも動名詞? 英語文法解説 中級編 part 59

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第59回:「prefer」と「would rather」を使った時の文の形

「prefer」は、後ろに不定詞を続けるのか、動名詞を続けるのかで、
文の形が変わってきます。それぞれ確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

目的語に不定詞を続けるか動名詞を続けるのか。まとめ画像

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Q. そもそも、「prefer」「would rather」を使った時の意味は何?

A. 「〇〇したい」や、「〇〇の方がいい」という意味です。

意味を踏まえた上で、文の作り方を確認してみましょう。

「prefer to」の後は、2通りある!
「prefer + to + 動詞の原形」・「prefer + 動詞ing」

「prefer」の場合、後ろに不定詞を続けても、動名詞を続けても、
一般的な「好み」を伝えることが出来ます。
ex) I prefer to live in the country. (= I prefer living in the country.)
(私は田舎に住むのが好きだ。)

もちろん、注意しないといけないことがあります。

「prefer」を使った時の文の形

  • prefer 〇〇 to △△
    :△△より〇〇の方がいい
  • prefer + 動詞ing 〇〇 to 動詞ing △△
    :△△することより、〇〇することの方がいい
  • prefer to + 動詞の原形 〇〇 rather than (動詞の原形) △△
    :△△するより、〇〇するほうがいい

このように、「prefer」の後に、不定詞を続けるのか、動名詞を続けるのかで、
文の作り方が変わってしまうので、それぞれ、形に気をつけておきましょう。

「would prefer」という表現もある

「would prefer」は、特定の状況において、「好み」を伝える言い方です。
ex) (カフェにて) Would you prefer tea or coffee?
(コーヒーにしますか?それとも紅茶にしますか?)

また、「would prefer」の後は、動名詞ではなく、「to + 動詞の原形」を続けます。
ex) I would prefer to stay at home tonight rather than go to the theater.
(今晩は、映画館に行くより、家にいたい。)

「would rather」という表現

「would rather」という表現を使った後は、動詞の原形を続けます。
意味としては、「would prefer to + 動詞の原形」と同じです。
ex) Would you rather have tea or coffee ?
(コーヒーにしますか?それとも紅茶にしますか?)
ex) I would rather stay at home tonight than go to the theater.
(映画館に行くより、家にいたい。)

「would rather」を使った時の否定文の形は、
「would rather not + 動詞の原形」になります。

「would rather + 人 + 動詞(過去形) + 〇〇」という形。

「would rather + 人 + 動詞(過去形) + 〇〇」の文の形を作ると、
「人に〇〇してもらいたい」という意味を表すことが出来ます。

動詞が過去形になっていることには、注意が必要です。
否定文の場合は、「would rather + 人 + didn’t + 動詞の原形 + 〇〇」
の形を作ります。

例文と合わせて、文の作り方を確認してみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • I prefer to drive rather than travel by train.
    (電車で旅行するより、ドライブしたい。)
  • I would prefer to think about it for a while rather than decide now.
    (今決めるよりも、そのことについてしばらく考えたい。)
  • I’d rather eat at home than go to a restaurant.
    (レストランに行くより、家でご飯を食べたい。)
  • This is a private matter. I‘d rather you didn’t tell anybody else.
    (これは個人的な問題だ。誰にも言わないで欲しい。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる「prefer」の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I prefer to go shopping rather than read books like you.
(君みたく本を読むより、買い物に行きたいなぁ。)

I‘d rather you learned a lot and thought carefully.
(君はもっと勉強して思慮深くなったほうが良いと思う。)

I prefer going somewhere to stay home.
(家にいるよりどこかに出かけたいなぁ。)

I‘d rather do what I want to do at home.
I think it’s a waste of time to go outside.
(家で自分がしたいことをしたいなぁ。
外出するのは時間の無駄だと思う。)

I think you don’t use your money very often.
Why don’t you buy something ?
(君はあまりお金を使わないよね。
何か買ったらいいんじゃない?)

I‘d rather use my money for what I needed the most.
(自分が一番必要としているものにお金を使いたいかな。)

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Q. この記事の要点は?

A. 「prefer」や「would rather」を使った
文の形を確認しました。

様々な文の形があるので、1つずつ、丁寧に、
「文の作り方」を理解し、使えるようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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