過去進行形の意味と使い方 英語文法解説 中級編 part 6

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第6回:過去進行形の意味と、その使い方を確認。

「過去進行形の意味とは?」
ということから、
「どういった場面で使われる?」
ということまで、丁寧に確認してみましょう。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

過去進行形の文の作り方と意味のまとめ画像

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Q. 過去進行形は、どのような意味?

A. 「〜していた」ということを表します。

細かい内容の確認を進めていきましょう。

過去進行形とは…

  • 「was/were + 動詞-ing」の形で表され、
    過去のある時において、「〜していた」ということを表します。

過去のある時に、「行動はしていたけれど、
その行動が終わっていなかった」
時に使う文法表現になります。

過去進行形と過去形の違い
  • I was walking home.
    (私は歩いて帰っていました。)
  • I walked home.
    (私は歩いて帰りました。)

上記の例で、過去進行形は「歩いて帰っている途中」を表し、
過去形は「歩いて帰った」という過去の出来事を報告しています。

つまり、過去形では、自分がとって終えた行動を表し
過去進行形では、自分がとっていた(けど終えていなかった)
行動を表します。

過去進行形の使い方とは…

過去進行形は、過去形と一緒に使われ、
「〇〇した時、△△していた」
の形を取ることが多いです。

  • It was raining when I got up.
    (私が起きた時、雨が降っていた。)

ただ、過去に起きた出来事を、出来事が起きた順番通りに描写する時には、
過去形しか使いません。

  • When he arrived, I was having lunch.
    (彼が到着した時、私は昼食を食べていた。)
  • When he arrived, we had lunch.
    (彼が到着したその後で、私達は昼食を食べた。)
注意点

現在進行形と同じように、過去進行形においても、
進行形に出来ない動詞は、過去進行形ではなく、
過去形で使いましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

The doorbell rang while I was reading a book.
(私が本を読んでいる最中に、インターホンが鳴った。)

She was waiting for me when I arrived.
(私が到着した時、彼女は私を待っていた。)

When I was young, I wanted to be a doctor.
(私が子供の頃、私は医者になりたかった。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる現在進行形の使い方

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

She took a picture of me while I wasn’t looking.
(自分が見ていない間に、彼女は私の写真を撮っていたんだ。)

What ? I’m not listening to you. What did you say ?
(え?ごめん聞いてなかった。なんて言ったの?)

She took a picture of me while I wasn’t looking.
Can you believe it ?
(自分が見ていないうちに、彼女は私の写真を撮っていたんだ。
ヤバくない?)

Well, is there any problem ?
(えっと、なんか問題あるの?)

I saw she had a lot of pictures of me.
It’s terrifying, isn’t it?
(彼女が、僕の写真をたくさん持っているのを見たんだ。
恐ろしくない?)

Seriously ?
(マジで?)

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Q. この記事の要点は?

A. 過去進行形の使い方について確認しました。

「〇〇していた」という感覚は日本語にもあるので、
イメージはしやすいと思います。
実際に使える表現にするために、
練習を繰り返し、スムーズに使えるようにしましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
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次回の文法解説は?

現在完了形の基本的な事柄を、おさらいします。

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この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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