同じ単語でも、後に続ける言葉が違うと… 英語文法解説 中級編 part 66

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第66回:「to + 動詞の原形」と「前置詞 + 動詞ing」のどちらを続けるか。

今回は、後に続ける言葉が異なると、
意味が変わってしまう単語を確認します。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

不定詞と動名詞の使い分けによって意味が変わる単語のまとめ画像

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Q. 不定詞を続けるか、動名詞を続けるかで、
意味が変わる単語には、どんなものがある?

A. 今回は、afraid / interested / sorry の3つに注目します。

「afraid to + 動詞の原形」・「afraid of + 動詞ing」の違い

  • afraid to + 動詞の原形
    :危険、あるいは、結果が悪いことが考えられるので、やりたくない。
    :何かを、するもしないも、自分で決められることに使う。
  • afraid of + 動詞ing
    :何か悪いことが起こりそうで、嫌な予感がする。

ex) I was afraid to go near the dog because I was afraid of being bitten.
(犬に噛まれそうだから、犬の近くに寄りたくない。)

「怖がっているのか」あるいは、「やりたくない」のか。
こういった違いがあります。

「interested to + 動詞の原形」・「interested in + 動詞ing」の違い

  • interested to + 動詞の原形
    :何かを知って、興味があることを伝える。
  • interested in + 動詞ing
    :何かをしようと考えている。
    「〇〇してみたい」と思っている。

「interested」の場合は、
相手に対して、リアクションを取っているのか、
それとも、自分の意見を伝えているのか。という違いがあります。

「sorry to + 動詞の原形」・「sorry for(about) + 動詞ing」の違い

  • sorry to + 動詞の原形
    :何かが起こってしまったことに対して、後悔していることを伝える。
    あるいは、「今」何かしてしまったことに対して、謝る。
  • sorry for(about) + 動詞ing
    :過去にしたことについて謝る。

「今のこと」なのか、「過去にしたこと」なのかの違いがあります。
意味合いがだいぶズレているかと思います。

それぞれの表現について、例文を確認してみましょう。

---

 

Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • We are afraid of missing our train.
    (電車に乗り遅れないか心配している。)
  • I was afraid to tell him about the news.
    (彼に、その知らせを伝えるのは嫌だ。)
  • He is interested in starting his own business.
    (彼は、自分でビジネスを立ち上げようと考えている。)
  • I was interested to hear that he left his job.
    (彼が仕事を止めたことについて、もっと聞きたいと思った。)
  • I was sorry to hear that you didn’t get the job you applied for.
    (応募した仕事に就けなかったことを聞いて、残念に思う。)
  • I’m sorry for shouting at you yesterday.
    (昨日、怒鳴ってしまってごめん。)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる不定詞と動名詞の意味合いの違い

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I’m interested in making a PC by myself.
(パソコンを自作しようと思っているんだよね。)

I’m interested to know about that.
Please let me know if it is completed.
(面白そうだね。完成したら教えて。)

Yes, of course, but I’m afraid of breaking an expensive part.
(もちろん。でも、高価な部品を壊してしまいそうで、嫌なんだよね。)

If you say such a thing, what you said might become reality.
(そんなことを言ったら、言ったことが現実になるかもよ。)

I broke the expensive part…
(高価な部品を壊してしまった…)

I’m so sorry to hear that.
(本当に残念だね。)

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Q. この記事の要点は?

A. 不定詞・動名詞のどちらを後ろに続けるかで、
意味が変わってしまう単語を確認しました。

意味の違いに気を付けて、
自然と使い分けることが出来るようにしたいですね!

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
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次回の文法解説は?

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