第84回:「there」を使って表すこと、「it」を使って表すこと
これらの単語の違いにまで、気を配ったことは、
意外と少ないのではないでしょうか?
今回は、あまり注目されない「there」と「it」の
違いについて、見てみましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
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Q. そもそも、「there」と「it」の意味って、何だっけ?
A. 「there」→「〇〇がある」
「it」→「それ」
です。
基本的な意味を踏まえた上で、ニュアンスの違いを見てみましょう。
「there」の持つニュアンス
- 「何かがある」ことを、初めて話題にする時に使う
冠詞で言うと、「a」を使うイメージに近いですね。
「there」を使った表現
- there will be:〇〇があるだろう
- there must be:〇〇があるに違いない
- there might be:〇〇があるかもしれない
- there used to be:昔は〇〇があった
- there must have been:〇〇があったに違いない
- there should have been:〇〇があるべきだった
「〇〇がある」という表現を基に、上記のような表現を作れます。
「it」の持つニュアンス
- 特定の事柄・場所・事実・状況などを表す
「it」を使うと、「何か」を特定することが出来ます。
冠詞で言うと、「the」を使うイメージです。
「it」を使った表現
- it 〇〇 to …
:…することは、〇〇だ。 - 距離・時間・天気を表す時にも「it」を使う
例文を確認しながら、ニュアンスの違いにも注目してみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- There is something wrong with the computer. Can you check it for me?
(パソコンが何かおかしい。ちょっと確認してもらっても良い?) - It‘s often cold here, but there isn’t much snow.
(この辺りは寒いのだけれど、雪は降らない。) - I think everything will be OK. I don’t think there will be any problems.
(これで全部大丈夫だろう。何も問題は起こらないと思う。) - People drive too fast on this road. I think there should be a speed limit.
(この道路を走る人は速度を出しすぎている。速度規制するべきだ。) - It‘s a long way from my home to the nearest shop.
(自分の家から一番近い店ですら、かなりの距離がある。) - There used to be a cinema here, but it closed a few years ago.
(ここには、昔映画館があったんだけど、何年か前に閉館した。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
There is another problem. I’ve been trying to solve one problem, but I can’t.
(また別の問題が出てきた。
一個の問題を解決しようとしているのに、全然出来ない。)
Why don’t you check it more carefully and search about it?
(もう少しよく確認して、検索とかもしてみたら?)
I’ve already done them, but I couldn’t find the cause.
It‘s difficult for me to solve it.
(もう確認してみたけど、原因が分からないんだ。
自分にとって、問題を解決することは難しそう。)
There might be something you haven’t noticed yet.
(まだ君が気づいていない何かがあるのかも。)
By the way, you didn’t do anything that you mustn’t do, did you?
(ところで、やっちゃいけないことをしたりしてないよね?)
Is there anything that I shouldn’t do? What was that?
(やっちゃいけないことなんてあったっけ?それ何だっけ?)
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Q. この記事の要点は?
A. 「there」と「it」のニュアンスの違いを確認しました。
「there」に関しては、様々な表現を作ることが出来るので、
「there」を使うと、どんな文が出来るのかそれぞれ理解して、
実際に使えるようにしましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
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次回の文法解説は?
「some」と「any」は、どう使い分ける?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
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イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
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