第90回:「all」と「every」と「whole」の違い
それぞれの意味合いの違いを理解し、
正しく使い分けられるようにしましょう。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. そもそも、「all」・「every」・「whole」の意味は何?
A. 「all」…「全部」
「every」…「全て」
「whole」…「全体」
を表します。
違いが分かりにくいと思うので、
使い方を見ながら、違いを確認してみましょう。
「all」と「every/everybody/everyone/everything」
を使い分ける。
- 「all」は、「everybody / everyone」の意味としては使わない。
→「all」を使って、「全ての人」ということを表したい時は、
「all of us / all of you / all of them」の形にします。 - 「all」と「everything」は、同じような使い方が出来る。
(all I can … / everything I can …)
→ただし、「everything」は1語で活用できるのに対し、
「all」は、「all about」のようにして活用する必要があります。
→また、「all」を「the only thing (〇〇しか)」の意味で
使うこともあります。
「every / everybody / everyone / everything」は単数扱いになります。
ただし、これらの言葉を、代名詞で置き換えるときには、
「they / them / their」を活用するので、気をつけましょう。
「whole」の使い方
- whole:完全に、全体的に
(↑単数名詞と一緒に使う。)
ex) the whole book / a whole packet など
・the / my / her などといった言葉と「whole」を一緒に使う時には、
語順に注意が必要です。
her whole life ↔ all her life
・また、「whole」は不可算名詞と一緒には使えないので、
気をつけましょう。
時間を表す言葉と「every / all / whole」を使う
- どれくらいの頻度なのかを表す。
→ every day / every Monday など - 1日中、朝から晩まで
→ all day / the whole day - いつも、ずっと
→ all the time - いつも、毎回
→ every time
例文も確認しながら、使い分けや意味の違いを見てみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- All I’ve eaten today is a sandwich.
(今日は、サンドイッチしか食べていない。) - Everybody has their faults. Nobody is perfect.
(誰にでも欠点はある。完璧な人なんていない。) - He ate the whole box of chocolates.
(彼は、箱に入っているチョコを全部食べた。) - It rained the whole week.
(一週間ずっと雨が降った。) - The Olympic Games take place every four years.
(オリンピックは、四年に一度開催される。) - When I was on holiday, all my luggage was stolen.
(休暇中、荷物を全て盗まれた。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
It’s been raining all day. I hate staying home.
(一日中ずっと雨が降ってる。家にいるのが嫌いなのに。)
Is there anything that you want to do in your free time?
(暇な時にやりたいことは無いの?)
If I have some free time, I usually go shopping all day.
(時間があれば、一日中買い物に出かけてる。)
How about watching some movies? I don’t think you can do that usually.
(映画でも見たら?普段は出来ないことだと思うんだけど。)
I was going to do that, but every movie that I wanted to watch
wasn’t uploaded on Netflix.
(映画を見ようとしたけど、
見たい映画が、まだネットフリックスに上がって無かったんだ。)
Well, I hope you can use your time efficiently.
(有意義に時間を使えることを願ってるよ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 「all / every / whole」の使い方を確認しました。
語順や、使える時がそれぞれ異なるので、
具体例を確認しながら、実際に使えるようにしましょう。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
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次回の文法解説は?
「each」と「every」の違いとは?
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
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