第95回:関係代名詞の使い方(継続用法とは?)
「〇〇用法」と説明されると、
よく分からなくなってしまうと思います。
なので、この記事では、
この文法の使い方に注目してみたいと思います。
Q. この記事で、一番大事なことって何?
A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。
いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。
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Q. 関係代名詞の継続用法って、何のためにある?
A. 補足情報を付け加えるためにあります。
「who / which / whose / where」を使って、
補足で情報を加えることが出来ます。
具体例を見てみましょう。
関係代名詞の主格や目的格と、継続用法の違い
- 主格)The woman who lives next door is a doctor.
(隣に住んでいる女性は、医者だ。) - 目的格)We stayed at the hotel (that) you recommended.
(私達は、あなたがオススメしたホテルに泊まった。)
※主格や目的格では、「どの人」なのか。ということや、
「どの物」なのかということを特定しています。 - 継続用法)My brother Ben, who lives in Hong Kong, is an architect.
(私の兄弟のベンは、香港に住んでいて、建築士だ。)
継続用法)We stayed at the Park Hotel, which a friend of ours recommended.
(私達は、パークホテルに滞在した。
そこは、私達の友達がオススメしていたホテルだ。)
※継続用法は、「どの人」ということや、「どの物」なのか
ということは、ある程度分かっていて、コンマ(,)以下で、
「どんな人か」あるいは、「どんな物か」といった、補足情報を
付け加えています。
継続用法の注意点
- 「that」は使えない。
- 「who / which」は省略できない
- 目的格で、「人についての情報」を追加する時は「whom」を使う。
例文を確認しながら、継続用法の使い方を見てみましょう。
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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?
A. 例文を何個か書いておきます。
- I went to see the doctor, who told me I needed to change my diet.
(私は医者の元へ行った。その医者は、食生活を変えるべきだと私に言った。) - Our teacher, whose name I have forgotten, was very kind.
(名前は忘れてしまったんだけど、私達の先生は優しかった。) - My car, which I’ve had for 15 years, has never broken down.
(私の車は、15年ほど持っているのだが、一度も壊れたことがない。) - Alaska, where my brother lives, is the largest state in the USA.
(アラスカは、自分の兄弟が住んでいるのだが、アメリカで一番大きな州だ。) - My office, which is on the second floor, is very small.
(私のオフィスは、二階にあるのだけれど、とても小さい。) - Steven, whom I’ve known for a very long time, is one of my closest friends.
(スティーブンは、知り合ってから長くて、私の親しい友達の1人だ。)
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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?
A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。
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補足:イラストの日本語訳
It’s surprising that he, whom I thought I could trust, is
a person who says one thing and does another.
(自分が信頼していた彼が、言行不一致の人だとは驚きだよ。)
You should be careful about what he says to you.
(彼が君に言うことにも気をつけておいたほうがいいよ。)
What should I do then? I think there is no one who I can trust.
(じゃあ、どうすればいいんだろう?
誰も信用できる人がいないと思うんだけど。)
You should think about every problem by yourself before you consult.
(どんな問題でも、相談する前に、自分で考えるべきだと思うよ。)
Well, changing a job might be an option.
(転職も選択肢の1つかも。)
I hope you can find a good job which is suitable for you.
(君にとっての適職が見つかることを願ってるよ。)
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Q. この記事の要点は?
A. 関係代名詞・継続用法について確認しました。
補足して情報を付け加える言い方が関係代名詞の継続用法です。
関係代名詞の継続用法は、使い方を見ながら、
内容を理解する方が、分かりやすいのではないでしょうか。
文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
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次回の文法解説は?
継続用法の細かい使い方を見てみる。
この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。
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