形容詞の並べ方のルールを知ってますか? 英語文法解説 中級編 part 99

文法解説-中級編
この記事では、英語の学習塾で8年以上の指導経験がある筆者が、分かりやすく易しい英文法解説をしています。ケンブリッジ大学で出版された文法書シリーズを参考にしており、初級編・中級編・上級編のそれぞれを解説しています。簡単なイラストを交え、中学生から社会人まで、幅広い層に対応できる英語の文法学習を提供しています。筆者は生徒たちから「分かりやすい!」と評判であり、その指導経験を活かした文章が魅力です。ぜひ、英語の学習に役立ててみてください。
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第99回:二語以上の形容詞を並べる時の順番。

あまり意識したことはないと思いますが、
形容詞の並べ方にも、ルールがあります。

Q. この記事で、一番大事なことって何?

A. 大事なことを、1枚の画像にまとめました。

いちいちノートにまとめるのが面倒だという方、また、
ノートにまとめることが苦手だという方は、ご活用ください。

形容詞の並べ方のまとめ画像

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Q. そもそも、「様子」を表すのが形容詞だよね?

A. 実は、形容詞にも種類があります。

英語の形容詞には、「事実(大きさや形など)」を表す形容詞と、
「自分の意見(新しい、きれいなど)」を表す形容詞があります。
細かく形容詞の並べ方のルールを見てみましょう。

形容詞の並べ方の基本

  • 「意見を表す形容詞」「事実を表す形容詞」の順番
    ex) beautiful large round wooden table.
    (美しい大きくて丸い、木製の机)

「事実を表す形容詞」の並べ方のルール

  • 大きさ → 古い・新しいなどの年代 → 色 → 生産国 → 材質
    ex) old white cotton shirt (古くて白い綿のシャツ)など

事実を表す形容詞を2語以上使う時は、
上記の順番を守らないといけません。

※ 補足:形容詞を後ろに続けることの出来る動詞

  • be / get / become / seem
    (Be careful. / get hungry etc.)
  • look / feel / sound / taste / smell
    (look tired / smells good etc.)

例文も確認しながら、形容詞を並べる順番を振り返ってみましょう。

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Q. これらの表現を使うと、どんな文ができるの?

A. 例文を何個か書いておきます。

  • We walked a long wide avenue.
    (私達は、長くて広い通りを歩いた。)
  • It is a little old red car.
    (小さくて古い、赤い車。)
  • There is a big fat black cat.
    (大きくて太った黒い猫がいる。)
  • She has beautiful long black hair.
    (彼女の髪は美しくて長い黒髪だ。)
  • I can’t eat this. I’ve just tried it and it tastes awful.
    (これは食べられない。ちょっと食べてみたけど、不味い。)
  • You look terrible. Are you all right?
    (体調が悪そうだよ?大丈夫?)

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Q. これらの表現は、どんな時に使えるの?

A. この表現が使える場面をイラストにしてみました。

イラストで分かる形容詞の語順

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補足:イラストの日本語訳

※注)多少、意訳しております。

I bought a beautiful precious watch last week.
(先週キレイで高価な時計を買ったんだ。)

Oh, really? What is it like? Can I have a look at that watch?
(ホントに?どんな時計?見せてもらってもいい?)

Well, I don’t have it now, but it’s a little big blue watch.
It’s decorated with many gems.
(今は持ってないんだ。でも少し大きな青い時計だよ。
たくさんの宝石で装飾されてるの。)

Well, why did you buy that?
(何で買ったの?)

What do you mean?
(どういう意味?)

If you don’t even use that watch, I think you don’t need to buy that.
(その時計を使わないなら、買う必要無いと思うんだけど。)

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Q. この記事の要点は?

A. 形容詞の並べ方を確認しました。

「事実を表す形容詞」は、並べ方にルールがあるので、
どんな順番で並べないといけないのかを理解しておきましょう。

文法は、スポーツで言うところのルールブックみたいなもの。
英語学習のゴールは、英語を使えるようにすること!
英語を使うとは、スポーツで言うと、試合に出るようなもの。
試合にでる、つまり、会話で活用できるようにするためには、
練習をしないといけません。
文法を自由自在に活用するために、
第二言語習得理論という学問の観点から作られた、
一人でもスピーキングの基礎練習ができる参考書があります。
参考書も、自分に合った物を選ぶことが大切ですが、
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次回の文法解説は?

この記事を作る際に参考にした文法の解説書になります。
すべて英語で書かれていますが、練習問題が付いてます。
イギリス英語なので、スペル等の表記が異なる部分もありますが、
「使い方を練習したい」「繰り返し問題を解きたい」
という方は、使ってみても良いかもしれません。

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