せっかくなら、「何も出来なかった…」と、人生を後悔する前に、
「弾きたいと思った曲をピアノで弾けるようになったら、
やっぱり、楽しそうだ!」
と思って始めた、独学のピアノを、日記として記録しています。
幼少期に、エレクトーンを7〜8年程経験してますが、ブランクは15年以上…
クラシックには、一切触れてこなかったのですが、最近になって、
クラシックの魅力にどハマリし、ピアノは、クラシックを一曲ずつ弾いていきます。
この日記の趣旨は、自分が出来るようになったことを振り返って、
モチベーションを保つため。という個人的なものと、
もう一つは、同じように独学でピアノを始めてみたいという方、
独学でピアノを練習しているという方のモチベーションの維持や、
あまりクラシック音楽に詳しくない。という方にも、
興味を持ってもらえるような、情報を発信するというものです。
今まで知らなかった、クラシック音楽の魅力に気づくきっかけになったり、
「自分もピアノを弾いてみたい!」と思ってもらえたなら、
とても嬉しいです!
Diary#14:『3つのジムノペディ(第1番)』
約180〜200時間/1000時間
とてもゆったりとした曲で、
音をきれいに繋げることを意識しながら弾いた曲です。
個人的な主観ですが、この曲から伝わるイメージは、
静かな湖のほとりで一人佇む風景です。
周りの喧騒から離れて、自分の心を癒やしたり、
自分のペースを取り戻そうとしている、
そんなイメージが伝わる曲です。
この曲の作者は誰?
この曲を作った作者に関する情報です。
- エリック・アルフレッド・レスリ・サティ
(1866年5月17日 – 1925年7月1日)
フランスの作曲家。ドビュッシーやラヴェルに影響を与えた。
ノルマンディーのオンフルール生まれでイギリス国教会で育った。
幼少期から家族は、オンフルールとパリとの間を往き来していた。
パリ音楽院在学中、指導教授から才能が無いと否定され、
1885年に2年半あまりで除籍になった。
その間、1884年に処女作のピアノ小品『アレグロ (fr) 』を作曲した。
その他、『オジーヴ』、『ジムノペディ』、『グノシエンヌ』などを発表。
それまでの調性音楽のあり方が膨張していた時代に、
彼は様々な西洋音楽の伝統に問題意識を持って作曲し続け、
革新的な技法を盛り込んでいった。
後にドビュッシーやラヴェルも、旋法を扱うことによって、
既存の音楽にはなかった新しい雰囲気を醸し出すことに成功しているが、
この大きな潮流は、サティに発するものである。
この曲は、どんな曲?
この曲に関する情報を調べてみました。
- 3つのジムノペディ
曲名の「ジムノペディ」は古代ギリシャの神々をたたえる祭典
(ジムノペディア=裸の踊り)からとられている。
この祭典は、人々が酒によって大騒ぎをし興奮して、
死人も随分出る程激しいものだった。
しかし、サティは、ジムノペディアの様子を描いた、
静かなたたずまいの古代の壺を見て曲想を得たため、
曲は終始ゆっくりと静かである。ユーモアとも皮肉とも感じられる、
当時の音楽界の保守的な雰囲気を嫌っていた、
若かりし頃のサティらしい発想だったのかもしれない。
この曲の作者が生きた時代は、どんな時代?
この曲の作者が、どんな時代に生きていたのか。
時代背景を調べてみました。
- 1872年…教会のパイプオルガンに魅せられ入り浸る。
- 1874年…祖父ジュール・サティがエリックに音楽を学ばせる。
- 1879年…パリ音楽院に入学。
- 1889年…パリ万博で日本の歌謡にふれる。
- 1919年…パリのダダイズムの芸術家たちと交流し、自身もメンバーとなる。
- 1925年…7月1日聖ジョセフ病院にて肝硬変のため死去。
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調べてみて思ったことは…
サティは、幼少期、おおよそ、小学一年生くらいの年齢の時に、
音楽に興味を持ち、そのまま、音楽の道に進む人生を送りました。
もちろん、順風満帆な人生というわけでもなく、
酸いも甘いも経験しながら、自分の興味の赴くままに、
音楽を極めたのではないでしょうか。
晩年には、ダダイズムの芸術家たちと交流していたことからも、
既存の考えや価値観を打破し、新たな解釈をしようとする活動、
つまり、ダダイズムが、彼自身が常に持っていた
価値観だったのではないだろうか。
サティからしたら、ダダイズムが流行しだしたあたりで、
「ようやく時代が自分に追いついてきた」なんてことを
考えていたかもしれません。
多くの人が、ある決まったものの見方で、
音楽を奏でたりすることに対して、
サティ自身は、その決まった見方を打ち壊し、
新たな価値観だったり、新たな側面、あるいは、
曲に対する価値観を再解釈したかったのかもしれないと思いました。
この曲を振り返ってみて思うこと
自分が、「湖のほとりの静寂」を思い浮かべたイメージは、
実際は、サティが「ジムノペディアの様子を描いた
静かなたたずまいの古代の壺を見て曲想を得た」ということで、
「静寂」くらいは感覚として共有出来ていたらしいです。
ジムノペディア自体は、「人々が酒によって大騒ぎをし
興奮して死人も随分出る程激しい祭典」だそうですが、
それを描いた壺が置かれている情景が静かだったということなのでしょう。
ジムノペディア=激しい祭典が、誰にも伝わること無く、
静かな場所で佇んでいる様子、そして、
それを俯瞰してみるサティという構図。
激しい祭典が伝わっていないことに対して、
「痛ましかったり」、「悲しげ」だったり、「厳か」だったのでしょう。
ジムノペディのこれらの主題は、サティ自身が、その場所の
雰囲気から感じ取った空気感だったり、
情景そのものなのかもしれません。
「夏草や兵どもが夢の跡」
という俳句に似た感情が伝わってきそうです。
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そんな人はいませんか?
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もしかしたら、いつも新しいことに挑戦しているからかもしれません。
挑戦と聞くと、気後れしてしまうかもしれませんが、
言い方を変えると、挑戦、それは、脳トレです。
実は、新しいことに挑戦するとき、脳は一番活性化するのです。
ただ、脳トレと言っても、「何をすれば良いのか分からない」
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そんな人に、今、脳科学的に良いとされている趣味があります。
それは、ピアノです。
テレビでよく見かける人気の脳科学者の方が
「脳トレにはピアノが最適」と話しています。
なぜ、ピアノは脳トレに良いのでしょうか?
実は、
ピアノ演奏は右脳や左脳、運動神経を鍛えたり、
落ち着いた穏やかな気持ちで生活できるように
助けてくれる力があるそうなんです。
手は『第2の脳』と言われています。
なぜなら、手は全身の感覚器官の中でいちばん敏感な部分で、
脳(大脳皮質)の面積も一番広いのです。
そのくらい、手と脳は密接に関わっています。
ですから、もしあなたが
「最近もの覚えが悪くて・・・」
「昨日の夕食もすぐに思い出せない」
と、脳の衰えを感じていらっしゃるのなら、
ピアノを通して、この第2の脳である
手=指先を鍛えることをお勧めいたします。
実際に、ピアノを弾くと脳にどんな刺激があるのでしょうか?
ピアノの優れたところは、脳全体を一度に鍛えられる点です。
ピアノを演奏するには、メロディだけでなく、
曲のテンポや音の高さ、
曲の構成などを分析する力がなくてはいけません。
これは、左脳の働きです。
ですからピアノは、右脳だけでなく左脳もいっしょに
働かせることによって
すばらしい演奏ができるのです。
また、右脳と左脳を同時に使うことによって、
脳の持つ能力が最大限に発揮できると言われています。
つまり、ピアノは、あなたの脳を活性化し、
運動神経も活発にします。
脳のたくさんの部分を一気に使うので、
これほど効率よくできる脳トレはないのですね。
だからこそ、脳科学者は
「ピアノが脳トレに最適な趣味」と言っているのです。
しかし、ここで壁があります。
「音楽なんてやったことないし・・・」
「カラオケは得意だけど、楽譜は全く読めない」
「そんなに指が動かない」
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そうなんですよね。
あなたが幼い頃からピアノを弾いていたならともかく。
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手の構え方、楽譜の読み方、音楽の知識を
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受講生の多くが弾けたポイントとして、
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・ドレミが読めなくても弾けるので、簡単に弾ける。
・聞いたことのある曲だから弾きやすい。
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などを挙げていらっしゃいます。
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