生きていく上で、お金の勉強は大事。とはいえ、なかなか時間もなくて後回し。そんな状況を変えたい方は必見!ファイナンシャル・プランナー3級程度の知識があると、お金に関する知識、いわゆるマネーリテラシーを身につけることができます。ファイナンシャル・プランナー略してFP3級の要点を自分の勉強がてら、まとめていきたいと思います。
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第10週、1日目:第三分野の保険
- 第三分野の保険: 生命保険や損害保険に含まれない種類の保険を指す。主に病気、ケガ、介護に備えるための保険で、医療保険やがん保険、介護保障保険、所得補償保険などが含まれる。
- 医療保険: 病気やケガによる入院や手術に備える保険。入院日数の限度があり、通算しての支払日数も制限される。再入院には条件がある。
- がん保険: がんに特化した保険で、がん診断給付金やがん入院給付などが含まれる。免責期間があり、入院給付の支払日数に制限はない。
- 介護保障保険: 寝たきりや認知症の場合に給付金が支払われる保険。連動型と非連動型の2つがあり、要介護度に連動するか各保険会社の基準に従うかで給付が決まる。
- 所得補償保険: 病気やケガで仕事ができなくなった場合に、喪失する所得に対して保険金が支払われる保険。
第10週、2日目:主な経済景気の指標①
- 国内総生産(GDP): 新たに生み出された財・サービスの付加価値の合計。経済活動の三面等価の原則を基に計算され、経済の健全性を示す重要な指標。
- 経済成長率: 一国の経済規模の1年間の成長を表す指標。実質GDPの伸び率で、物価変動の影響を排除したもの。
- 景気動向指数: 複数の指標を統合して景気の状況を判断する指標。先行、一致、遅行の指数があり、先行指数は景気の先行きを、一致指数は現状を、遅行指数は過去を表す。
- 先行指数: 景気変動に先立って動く指数。新規求人数や新設住宅着工床面積、実質機械受注などが該当。
- 一致指数: 現在の景気状況を表す指数。鉱工業生産指数や有効求人倍率が含まれる。
- 遅行指数: 景気変動に遅れて動く指数。法人税収入や家計消費支出、失業率などが含まれる。
- CI (コンポジット・インデックス): 景気変動のテンポや大きさを示す指数。一致指数が上昇すると景気の拡張が示唆される。
- DI (ディフュージョン・インデックス): 景気変動の部門への波及度合いを示す指数。
第10週、3日目:主な経済景気の指標②
- 日銀短観:日本銀行が年4回、上場企業や中小企業に行う現状と3カ月後の景気動向の調査であり、特に業況判断DIが注目される。業況判断DIは、未来の業況を「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いたもの。
- マネーストック統計:個人や法人などが保有する通貨の総量を示す。国や金融機関の通貨保有は含まれず、日本銀行が毎月発表する。
- 物価指数:ある分野の物価水準を示す指数で、企業物価指数と消費者物価指数がある。企業物価指数は企業間で取引される商品価格変動を示し、消費者物価指数は一般消費者が購入する商品の価格変動を表す。消費者物価指数は総務省が毎月発表する。
第10週、4日目:景気サイクル
景気サイクルは、不景気から始まり、景気の拡大、好景気、景気の下降、そして再び不景気というサイクルを繰り返す。
インフレは物価が上昇し、貨幣価値が下がる状態。デフレは物価が下落し、貨幣価値が上がる状態。
景気、金利、物価、為替、株価は相互に影響し合う。
- 景気と金利: 良い景気では資金需要が増え、金利が上昇。逆に不景気では金利が下落。
- 物価と金利: インフレ時に物価上昇に伴い金利上昇、デフレ時には金利下落。
- 為替と金利: 円高なら物価下落・金利下落。円安なら物価上昇・金利上昇。
- 景気と株価: 良い景気で企業業績が上昇し株価も上昇。逆に不景気で逆動。
- 内外金利差と為替: 国際金利差により為替が影響を受ける。国内金利上昇→円高、逆に国内金利下降→円安。
第10週、5日目:金融の基本
- 金融市場はお金の貸し借りが行われる場で、短期(1年未満)と長期(1年以上)に分かれ、短期市場はインターバンク市場(金融機関参加の市場)とオープン市場(企業も参加可)がある。
- 新発10年国債利回りは新たに発行された10年の国債の利回り。長期金利指標で、住宅ローン金利や企業資金借入の基準。
- 金融政策は日本銀行による物価安定などの政策。公開市場操作(売り/買いオペレーション)で資金量調整。預金準備率操作では金融機関の預金規制変更で資金調整。
- 財政政策は国や地方公共団体の活動で、資源配分、所得再分配、経済の安定化を含む。経済不況時には公共投資や減税などを行う。
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